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つぶやきで振り返る2017

2017.12.31


( 映画「この世界の片隅で」)
目を逸らしたくなるような場面、
受け入れがたい展開もあるけど、
それこそが、当時そこで暮らしていた人達が
直面せざるをえなかった現実、
今もどこかで誰かが味わわされている現実で。
引き出されたあらゆる感情を、
平和への願いに変えたいと思う。
2017.01.09

時間がないからできない、
という人は、時間があってもやらない。
お金がないからできない、
という人は、お金があってもやらない。
たまにそんな説が過り、
確かにそうかも、と思ったりする。
ただ、健康ってやつは、害してしまうと、
本当に何も“できなく”なりかねない。
いつも“なしえる”自分でいたい。
2017.01.14

あの頃みたいに一つのことに集中して
打ち込めたらどんなにいいだろう、
なんてたまに思ってしまうけど、
その頃はその頃で、今とは違うことで
悩んだり苦しんだりしてたし、
その頃の自分が何より欲してたようなものを、
今の自分は持ってたりするんだよな。
2017.02.20

本当に上手い人、というのは、
節と節の合間、空白まで“聴かせて”くれる。
2017.03.08

2日後の本番に向け、
今夜はバンドメンバーと最初で最後のリハーサル!
と張り切っていた今朝、ギタリストさんから
骨折して演奏できなくなったとの連絡。
前代未聞の事態の中、
ベーシストの原たけしさんからのご紹介で、
奇跡的にスケジュールの空いてらした
是永巧一さんが急遽出演してくださることに!
2017.03.10

(大阪のフリースクールの卒業式にて)
先生方のスピーチを聴きながら、
何度も頭に過ったのは、
“幸せを願う事こそが愛”と歌う、
EXILEの「I Wish Fou You」という曲だった。
思い出だけをオアシスにするんじゃなく、
いつも今が一番幸せだと感じられるような
人生を送ってほしい、
という言葉が、特に印象的だった。
幸せは誰かに与えてもらうものじゃなく、
自分の感受性(アンテナ)によって見い出せうるもので。
辛くなった時には頼ってほしい、という言葉にも、
単に甘えてくれていい、という気持ちより、
そのアンテナを鈍らせないでほしい、
という気持ちが強く込められてる気がした。
2017.03.18

部屋に引きこもってあれこれ書き殴っては
曲作りに没頭してた頃、
まさかこんなに外へ出て人に会ってナンボな
生活をするようになるとは思わなかった。
そんな生活ができるようになるとは。
2017.03.18

自分はミジメな人間だと
思い込んでたような時期が、私にもあった。
今でも完全無欠なんかじゃないし、
他人と比べてしまえば劣ってる所だらけ。
でも、生きてて良かった、
音楽が在ってくれて良かった、
と感じられる瞬間が、すごく増えた。
2017.03.18

一方にしか伸びず、
曲げれば折れてしまいそうだったアンテナが、
自らの心持ちやアクションによって、
人との触れ合いによって、
意外としなったり、
くるっと向きを変えられたりするものだ、
と気付けた。
2017.03.19

お気に入りなら、多用するだけじゃなく、
それなりのケアやメンテもして行かねば。
2017.03.24

誰かしらの力を借りずにはいられない
自分と向き合うと、
なんだか情けない気持ちになったりもするんだけど、
人と力を合わせて何かに取り組んだり、
何かを成し遂げたりすることの喜びっていうのも、
だいぶ感じられるようになった。
2017.04.28

心が満たされると、曲が書けなくなる…
近年痛感してきたことを、
昨年、敬愛するミュージシャン
(越路姉妹のVo.よう子さん)に打ち明けたら、
彼女はこう言ってくれた。
「幸せな時は、その幸せを感じきりなさい。
 永遠なんてないんだから。
 幸せな時、その幸せを感じきることが、
 後にとんでもないブルースを生んだりするのよ」
「あんたは小さい頃からずっと、
 曲にすることでしか晴らせないような
 思いを抱えてきたじゃない。
 ちょっと休んだっていいのよ。
 大丈夫、書きたくなくても
 書かずにいられなくなる時が、また来るわよ」
2017.04.28

一つ一つに浮かれたり浸ったりしてられないくらい、
ありがたいことだらけの日々。
要求どころか想定もしてなかった中、
行く先々で祝福を浴び、改めて、
ここまで支えてきてくれたものへの感謝の念と、
ここから先をしっかり生き抜きたい思いが強まる。
2017.05.13

「絶対音楽やめちゃダメだよ!」などと
励ましてくれた亜矢さんが、
このギターまで贈ってくれた。
今度共演する時には、
これをステージで弾いてほしい、と。
叶えぬままくたばるわけにはいかない。
2017.06.08

久々に携帯電話を落っことし。
だいぶ困ったものの、
翌日には手元に戻すことができた。
“iPhoneを探す”という機能で、
GPSが示してた場所が、馴染みのない住宅街から
警察署の真上に移った瞬間は鳥肌モノだった。
拾って届けてくださった方に
直接お礼することもできた。
その方は高齢者向け住宅に入居なさっていて、
丁度バスに乗るタイミングだったため、
いったん持ち帰ってしまったんだそうで。
感謝の気持ちを伝えに行った私に、
「よかった、がんばってな」と、
励ましの言葉までくださった。
悪意のある人が盗んだんじゃなかろうか、
と滅入ってた自分が恥ずかしくなった。
2017.08.24

余裕が欲しい。
物事に舐めて掛かることで
生まれるような余裕じゃなく、
必死こく段階を経てこそ
得られるような余裕。
2017.09.06

(2年半ぶりのワンマン)
我ながら、胸焼けしそうなくらいの濃さと、
目眩がしそうなくらいの
振り幅の大きさを感じてます。
2017.11.09

(三上ちさこ復活ライヴ)
2年半のブランクなど感じさせない、
その全身全霊ぶり、絵になりっぷりに、
心の中で、何度も「おかえり」と叫んだ。
月というより太陽じゃん!と言いたくなるくらい、
大放出されてくエナジーが生む熱と光に、
暖かく照らしてもらった感覚だった。
(この日のOpeningAct)ハルカトミユキさんは、
自身の10~20代前半の頃の作風と通ずるものを感じ、
以前から気になっていた存在。
仄暗くも鋭さを持った詩世界を、
とても美しく表現なさってるアーティスト、
という印象を強めた。
その凛とした声と佇まいこそ、
闇夜に浮かぶ月のようだった。
2017.12.04

昔は夜が明けてしまうのが
イヤでイヤでしょうがなかったけど、
今は晴れた日の朝が大好きだ。
人間はこんな風に変わりうるものなのだと、
自分自身からも教わる。
2017.12.06

喜んでくれる人がいることへの喜び。
それは紛れもなく、生きたさに繋がっています。
この1年、どんな形であれ、
私めの声や音に接してくれてきた皆さん、
本当にどうもありがとう。
2017.12.31

2年連続で大吉を引いた今年は、
なんて年だ!と叫びたくなるくらい、
ドラマチックなことが沢山あり。
1つ1つ振り返りきれないくらいの充実ぶりに、
やり残したことも多く。
それもまた、生きたさに繋がっています。
2017.12.31

私生活も慌ただしい1年だったけど、
この音楽隊(日ノ出サンデーズ)の
一員として活動してきたからこそ
出会えたヒトや得られたモノの多さを、改めて実感。
2017.12.31

涙の再会から1ヶ月半。
疥癬という皮膚病で苦しんでいるところを
保護した野良猫“ぼっこ”は、
順調に回復しながら、療養生活を続けています。
このコのことで頭いっぱい
手いっぱいになる時もあるけど、
今はただ、一緒に新しい年を
迎えられることが嬉しい。
再会まで再会から
2017.12.31